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2004年 1月刊2月刊4月刊6月刊・7月刊・8月刊10月刊12月刊
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長編推理小説
風葬の城
内田康夫
ISBN4-396-33171-1
浅見光彦、窮地!
悲しみの歴史の里で変死体の第一発見者に!
白虎隊のふるさと、会津の漆器工房を訪れた浅見光彦は、塗師・平野浩司が突然死する現場に居合わせた。さらに、東京で歯科技工士をしているひとり息子の洋一が急を聞いて駆けつける途中、行方不明に。浅見の勘は、これらの事件を連続殺人と告げていた。動きの鈍い県警をよそに、浅見は会津女子高の美人教師・安達理紗とともに姿なき犯人に迫る!
【著者紹介】
東京生まれ。1980年、『死者の木霊(こだま)』でデビュー。独特の詩情に彩られた著作はいずれもベストセラー街道をひた走っている。氏の産み出した浅見光彦は、いまや日本を代表する名探偵である。本書は、白虎隊をはじめ悲惨な歴史を経た会津を舞台に、美しい景観と会津っぽの心意気を描く旅情ミステリー。著書に『金沢殺人事件』『津和野殺人事件』『小樽殺人事件』(祥伝社文庫)など多数。


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長編超伝奇小説
サイコダイバー・シリーズ
新・魔獣狩り3
土蜘蛛(つちぐも)編
夢枕 獏
ISBN4-396-33172-X
「徐福伝説」の熊野へ!
黄金、そして空海の秘法を掌中(しょうちゅう)するのはだれか!?
空海の秘法『四殺(しさつ)』を狙う腐鬼(ふき)一族。彼らに捕らえられた九門鳳介(くもんほうすけ)が、熊野の山中で見たものとは? 魔獣と化した黒御所(くろごしょ)に精神(サイコ)ダイブした毒島獣太(ぶすじまじゅうた)が遭遇したものとは? 『蓬莱(ほうらい)山の黄金』『鬼道(きどう)の力』『四殺』を巡り、激しい争奪戦はいよいよ佳境へ。さらに獣師猿翁(えんおう)、文成仙吉(ふみなりせんきち)、密教術の天才美空(びくう)が加わり、欲望と謎が激しく交錯する……。シリーズ、怒濤の第三弾!
【著者紹介】
1951年、小田原市生まれ。東海大学卒業。'84年に発表した超ベストセラー『魔獣狩り』三部作(祥伝社文庫)で伝奇小説の金字塔を打ち立てる。'89年『上弦の月を喰べる獅子』で日本SF大賞を、'98年『神々の山嶺(いただき)』で柴田練三郎賞を受賞。壮大希有(けう)の大河巨編第三弾!


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旅情ミステリー
摩周湖殺人事件
木谷恭介
ISBN4-396-33173-8
奥吉野、みちのく、金沢、出雲、摩周湖…
異色の探偵が挑む男と女の事件簿
「あの子、殺されることはあっても、人を殺すようなこと、できっこないわ」山陰の小京都・松江で社長夫人が殺害された。直後に容疑者・星野浩美が自殺体で発見される。一件落着と思われたが、浩美の性格をよく知る四宮紗奈江(しのみやさなえ)は、事件に疑問を抱き松江に飛ぶ……(「出雲藍染めの謎」より)。松江、金沢、摩周湖などを舞台に、人気の著者が旅情たっぷりに描く傑作ミステリー!
【著者紹介】
1927年、大阪生まれ。「ホームズもポアロも裸足で逃げ出す――」の一節でお馴染みの旅情ミステリー「宮之原警部シリーズ」で絶大な人気を博す。私立甲陽学園卒業後、劇団員、ライター、脚本家などを経て、'77年、『俺が拾った吉野太夫』で小説CLUB新人賞を受賞、本格的作家活動に入る。著書に『遠州姫街道殺人事件』(ノン・ノベル/祥伝社刊)など。


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アンソロジー
ワルツ
結城信孝・編
田辺聖子/石田衣良/姫野カオルコ
小泉喜美子/連城三紀彦/横森理香
田中小実昌/森 奈津子/有吉玉青
吉行淳之介

ISBN4-396-33174-6
大人のための10の物語
涙ぐむ? 笑みをこぼす?
「これが私たちの『嘘だよ』っていうサイン。恋人のフリフリっていう合図なの」 ◆「あーあ、かつてはよりどりみどりだったのに、あの男たちは、いったいどこに、隠れちゃったんだろうなぁ」◆「あと4分、3分、ほら、そこ……当ったら、はんぶんは香典にあげるわ」◆「きみが、猫の仔を産んだのか」――シニカルな笑いとペーソスを隠し味にした大人のための傑作集。

<本書の収録作品>
田辺聖子   「紐」
石田衣良   「フリフリ」
姫野カオルコ 「ゴルフ死ね死ね団」
小泉喜美子  「コメディアン」
連城三紀彦  「日曜日」
横森理香   「夫婦逆転」
田中小実昌  「ご臨終トトカルチョ」
森 奈津子  「ナルキッソスの娘」
有吉玉青   「鍵」
吉行淳之介  「猫踏んじゃった」


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官能ロマン
蜜の惑(まど)
藍川 京
ISBN4-396-33175-4
より美しく、より淫(みだ)らに…
教え子、人妻、OL…
めくるめく陶酔のとき
「ダメ……まだ四十九日にもならないのに」喪服姿で取り乱すのは、すっかりイメクラのプレイにはまってしまった巨乳の人妻真希(まき)。だが、真希から三百万円を騙(だま)し取り、イメクラで働くきっかけをつくった詐欺(さぎ)師の松並(まつなみ)が現われた。金を返せと迫る真希に、店長たちが案じた一計は? 欲望を満たすために騙しあう女と男。官能界の名手が贈るあまりにも淫らなエロス集!
【著者紹介】
1989年のデビュー以来、耽美(たんび)なものからハードなものまで精力的に執筆を続け、今や官能小説界の第一人者に。小悪魔的な女性や妖艶な淑女を描く一方で、恋愛心理の細やかな襞まで描写し、奥行きのある作品を多数仕上げている。本書は男と女の駆け引き、騙し合いを絶妙に描いた好作品集である。


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時代推理小説
喧嘩(けんか)御家人
勝小吉事件帖
風野真知雄
ISBN4-396-33176-2
口先と押しの強さは天下一品!
勝海舟の父、最強にして最低の親ばか小吉が、座敷牢から難事件をバッタバッタと解決する。
時代小説とミステリーの二つのジャンルを過不足なく混淆(こんこう)させる困難に挑み、それを見事に達成させた本書は、岡本綺堂『半七捕物帳』から始まる捕物帳の世界に加わった、新たな傑作といっても過言ではあるまい。(末國善己氏「解説」より)

幕末に八面六臂(はちめんろっぴ)の活躍をする勝海舟(かつかいしゅう)が産声を上げた文政(ぶんせい)六(1823)年当時、父親の小吉(こきち)は座敷牢に閉じこめられていた。本所(ほんじょ)界隈に轟(とどろ)く札付きのワルで、手のつけられない無頼(ぶらい)がたたったのだ。さてその小吉、暇(ひま)をもてあますあまり、奇妙な才能を開花させた。江戸市中で頻発する事件の謎を、たちどころに座敷牢探偵(アームチェア・ディテクティブ)するのだ。涙あり、喧嘩あり、これぞ人情時代小説!

【著者紹介】
1951年、福島県生まれ。93年『黒牛と妖怪』で、第十七回歴史文学賞を受賞し、作家デビュー。97年『西郷盗撮』を発表し、斬新な発想と手法で注目を集める。本書は幕末の雄、勝海舟の父親にして無頼を究(きわ)めた暴れん坊・勝小吉の若かりし頃に材を取った時代青春“座敷牢”探偵小説である。著著に『水の城』『幻の城』『奇策』(祥伝社文庫)など多数。


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長編時代小説
若様侍隠密行
太田蘭三
ISBN4-396-33177-0
恋しくて恋しくて、たまらぬあのお方。
神出鬼没! 謎の旗本四男坊は、盗賊団の首領?
ただいま、江戸の闇深く潜行中。
浪人風の武家、桂馬(けいま)の角太郎(かくたろう)は旗本の四男坊。しかし優男(やさおとこ)の印象とは裏腹に、ごろつき相手に立ち回りを演じる度胸の良さ。おまけに神出鬼没。一方、美人だが男嫌いのお仙は往来で角太郎に一目惚れ。折りしも、頻発する押込み強盗の首領は角太郎と名乗る美男だと巷(ちまた)では喧伝(けんでん)されている。居所のわからぬ若様に焦がれて、お仙はいてもたってもいられず旅に出る!
【著者紹介】
1929年、三重県生まれ。中央大学法学部卒業。同人誌を経て、'56年時代小説でデビュー。'78年『殺意の三面峡谷(みおもてきょうこく)』(以下すべて祥伝社文庫)で山岳推理に新境地を拓き、以後『顔のない刑事』シリーズなどの推理小説で圧倒的支持を得る。一方、『鯉四郎事件帖』をはじめ時代小説に数多くの作品があり、本書同様その独特の軽妙なリズムと展開が支持されている。


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