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2005年 1月刊2月刊4月刊6月刊・7月刊・8月刊10月刊12月刊
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英雄の魂
小説 石原莞爾(いしはらかんじ)
阿部牧郎
ISBN4-396-33233-5
満州事変の首謀者は
なぜ太平洋戦争に反対したのか?
純粋無私な理想をもって、権力に抗した軍人の生涯
昭和六年九月、満州事変勃発。日本が全面戦争へと突き進む契機となったこの事件の首謀者は、大いなる理想を抱いた一人の男であった。アジア諸国が結束して欧米に挑み、世界の絶対平和を実現する――その願いも虚しく、関東軍作戦主任参謀石原莞爾(いしはらかんじ)はやがて暴走をはじめる東条英機(とうじょうひでき)らとの対立を深め……。激動の時代、義を貫き、反骨に生きた不世出の軍人の生涯。
【著者紹介】
1933年、京都生まれ。京大仏文科卒業後、会社員生活を経て文筆活動に入る。'88年、『それぞれの終楽章』で第98回直木賞を受賞。以後、恋愛、推理、歴史小説など幅広い分野で創作を続け、エンターテインメント界の第一人者として人気と実力を誇る。著書に、最後の陸軍大臣阿南惟幾(あなみこれちか)の生涯を描いた『大義に死す』(祥伝社刊 四六判)『老年満作』等多数。


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長編小説
晴れた空 上
半村 良
ISBN4-396-33234-3
戦災孤児たちの奮闘を描く
感涙、感動の物語
なぜだろう。東京大空襲のあと、そして終戦、東京はよく晴れた日が続いた…。
東京大空襲後に訪れたしばしの青空。親も家も失った浮浪児たちが、一人、また一人と上野の地下道に集まってきた。スリ、かっぱらい、モク拾い……生き馬の目を抜くような廃墟と闇市の中を餓死せず生き抜くために、八人は団結を誓った。そして彼らと手を取り合い、また庇護(ひご)する温かく美しい子連れの未亡人、特攻帰りの男……。大きな感動を呼ぶ大河ロマン、ここに登場!
【著者紹介】
1933年、東京生まれ。'71年、『石の血脈』で注目され、'73年『産霊山(むすびのやま)秘録』で泉鏡花(いずみきょうか)賞、'74年『雨やどり』で直木賞をそれぞれ受賞。以後、時代小説から現代小説まで幅広く活躍。2002年、惜しまれつつ逝去。本書は、亡き母への慕情を胸に、けなげに生きる孤児たちの姿が胸を打つ感動大作である。


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長編小説
晴れた空 下
半村 良
ISBN4-396-33235-1
戦後と日本人を描いた
半村良畢生(ひっせい)の金字塔!
経済的な成功と同時に、失ったものも大きかった…。
廃墟から一致団結して事業を興し、成功してきた八人の戦災孤児たち。進学・就職・修業とそれぞれの道に進むが、唯一全員の心をつなぎ支えるのが、子連れの未亡人である美しい「お母さん」の存在だった。その彼女も豊かさの代償に、闇の権力者との抜き差しならぬ関係に……。戦後日本の復興と精神を、奮闘する孤児たちに託して描き、大いなる感動を呼ぶ大作完結!
【著者紹介】
1933年、東京生まれ。'71年、『石の血脈』で注目され、'73年『産霊山(むすびのやま)秘録』で泉鏡花(いずみきょうか)賞、'74年『雨やどり』で直木賞をそれぞれ受賞。以後、時代小説から現代小説まで幅広く活躍。2002年、惜しまれつつ逝去。本書は孤児たちの姿を、戦後の日本社会の復興・成長に重ねて描いた名作であり、待望の刊行である。


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長編推理小説
中華街(チャイナタウン)殺人旅情
斎藤 栄
ISBN4-396-33236-X
東京・お台場―横浜―神戸―長崎
エキゾチック四都殺人連鎖
小早川警視正と梨香の名推理!
<ベル旅行社(トラベル)>の夏木梨香は、東京台場の名所「小香港(リトルホンコン)」で中華料理のシェフ陳孝明(ちんこうめい)と知り合った。陳に誘われて食材輸入業者王大徳(おうだいとく)を訪ねるが、王は頸(くび)に中国鍼(ばり)を刺され死んでいた。しかも現場の倉庫は完全な密室。さらに、陳の周辺で怪事件が続発。台場、横浜、神戸、長崎の中華街をつなぐ連続殺人とは? 小早川警視正と梨香の名推理が冴える旅情ミステリー。
【著者紹介】
1933年、東京生まれ。東京大学法学部卒業。横浜市役所勤務の傍ら、'66年に『殺人の棋譜』で、第十二回江戸川乱歩賞を受賞。以降、精力的に執筆を続けている。本書は小早川警視正と義妹夏木梨香(なつきりか)が全国を巡り活躍する人気の<殺人旅情シリーズ>である。著書に『台湾殺人旅情』『鎌倉将軍連続殺人事件』など多数。


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長編サスペンス
サイゴンの悪夢
警視庁国際捜査班
佐伯泰英
ISBN4-396-33237-8
殺人者の背負った
あまりにも哀しい宿命…
犯罪通訳官vs.殺し屋
「楽団員のナノが何かを画策している…」そう言って怯えていたフラメンコ舞踏団の主演女優が、舞台上で刺殺された。観劇中だった警視庁犯罪通訳官アンナは、ナノが国際的な殺し屋であることを知る。彼が抱える遠いヴェトナム戦争での忌まわしい記憶とは、そして日本で彼が果たそうとしている積年の復讐とは? 傑作国際サスペンス第三弾! 新書判「背徳の標的」改題作品
【著者紹介】
1942年、北九州市生まれ。闘牛カメラマンとして海外で活躍後、国際的スケールの作品を次々と発表する。'99年に初の時代小説『密命―見参! 寒月霞斬り』(祥伝社文庫)を発表後、刊行する作品がことごとくベストセラー入りする人気作家に。本書では犯罪通訳官アンナが、パートナーである根本警部とともに暗い過去を背負った殺し屋に挑む。


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官能・私・小説アンソロジー
秘めがたり
内藤みか/堂本 烈/柊まゆみ
草凪 優/雨宮 慶/森奈津子
鳥居深雪/井出嬢治/藍川 京
ISBN4-396-33238-6
実話か?フィクションか?作家が告白する性体験!
<「ねえ、食べちゃっても、いい?」痴女(ちじょ)と思われるかもしれない。でもどうせ官能小説を書いているのだ。いやらしい女だなんてことはトオルだって百も承知のはすだ…>(内藤みか「じゃあ、九時半に渋谷で。」)ホストクラブ通いの女流作家が、初めて出合った相手と経験する淫靡(いんび)な一夜とは。執筆内容が過激ならば、実生活はそれ以上? 九人の作家たちが告白する体験的私小説アンソロジー。

■本書の収録作品
内藤(ないとう)みか『じゃあ、九時半に渋谷で。』
堂本(どうもと)烈(れつ)『星空の裏側で』
柊(ひいらぎ)まゆみ『犯すように、這う眼差し』
草凪(くさなぎ)優(ゆう)『性春狂騒曲』
雨宮(あまみや)慶(けい)『女盛り』
森(もり)奈津子(なつこ)『ひとりあそびの青春』
鳥居(とりい)深雪(みゆき)『教え子』
井出(いで)嬢治(じょうじ)『仕事相手』
藍川(あいかわ)京(きょう)『宿縁(えにし)』


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長編官能ロマン書下ろし
誘惑添乗員
夏樹永遠
ISBN4-396-33239-4
愛欲ツアー、2泊3日
風光明媚(めいび)な観光地で繰(く)り広げられるこんなにも妖(あや)しい夜の宴(うたげ)
「ご一緒させていただけません?」と駅弁売場で知り合った、ジーンズ姿の女子大生・真理子(まりこ)。聖也(せいや)も一人旅だが、伊勢・志摩ツアーの打ち合わせというれっきとした仕事中。そこで、真理子を新米添乗員風に着替えさせると、なんと清楚(せいそ)な美人OLに大変身した。旅を堪能(たんのう)した彼女がその夜、ぜひお礼がしたいと言い出し……。ハプニング満載の愛欲ツアーへようこそ!
【著者紹介】
1947年、東京生まれ。紀行作家、エッセイストなどの文筆業を経て、官能作家としてデビュー。前作『悦楽添乗員』(祥伝社文庫)で読者の熱い支持を集めた。「趣味は“快楽”」と語る著者は全国を駆け巡り、旅、料理、女性への愛を究める作品を仕上げるべく、連夜、ペンを揮(ふる)い続けている。


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時代小説
辻斬り秘帖
梶山季之
ISBN4-396-33240-8
没後30年、伝説の流行作家の
この時代小説が面白い!
江戸市中で辻斬りが横行。浅草界隈(かいわい)では女が後ろから、麻布界隈では男が前から、刀で一刺しにされるのだ。離れた場所で同日同夜に起こる辻斬りに、定廻(じょうまわ)り同心の佐久間兵衛(さくまひょうえ)は頭を抱えていた。そんな矢先、麻布鳥居坂(とりいざか)で同僚が刺殺された。しかも局部を切り取られており、痴情のもつれによる女の仕業と思われたが……。平成の世に甦る梶山時代小説の傑作集!
【著者紹介】
1930年、京城生まれ。広島高等師範学校(現・広島大)卒。'62年『黒の試走車』で作家デビューし、たちまち流行作家となる。'75年、取材先の香港で客死。享年45歳。2005年に没後30年となる。本書は、純文学から出発し娯楽小説に徹した氏の真骨頂(しんこっちょう)とも言える傑作時代小説である。


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長編歴史スペクタクル
奔流(ほんりゅう)
田中芳樹
ISBN4-396-33241-6
中国史上、屈指の血戦
若き天才将軍の戦(いくさ)と恋
白き騎兵隊、智将、猛将、麗人の悲恋…
< 鐘離(しょうり)の城が陥ちれば国は危うい―― >梁(りょう)征服を目論む魏(ぎ)軍八〇万が、国境を流れる淮河(わいが)の畔・鐘離に押し寄せた。迎え撃つ梁帝の信任厚き二十三歳の将軍・陳慶之(ちんけいし)。恋に疎いが軍事的天才である。白い騎兵隊と水軍を駆使した決死の戦闘が切って落とされた…。六世紀初頭、南北朝時代を舞台に、戦とその陰に散った男装の麗人との悲恋を描く歴史スペクタクルの傑作。
【著者紹介】
1978年に第三回幻影城新人賞を受賞しデビュー。1988年に『銀河英雄伝説』で星雲賞を受賞、以後ベストセラー作家として、常に新作が待たれる状態が続いている。壮大なスケール、緻密な構成、魅力的なキャラクターなど読者を魅了して止まない。1952年熊本生まれ。学習院大学文学部博士課程終了。


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